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突然の臨時休業、大変申し訳ございませんでした。
明日7月30日10時より再開いたします。
今月24日未明 母が亡くなりました。88歳は今では長寿とも呼べない歳でしょうが一生懸命頑張った一生でした。入院中の介護施設から23日の内に危篤を知らせる電話があったのに、結局コロナ禍の悲劇。最期を看取ることが許されませんでした。ニュースで承知していたとはいえ、まさか自分達と母にこんな理不尽が降りかかってくるとは思ってもいませんでした。
3年前に父を亡くし、葬儀の流れは大体把握していましたが、コロナ禍での対応は戸惑う事ばかりでした。過去6回のピークをしのぐウィルスの急拡大を抑えるため、お通夜も葬儀も密やかに、にぎやか好きの母には不満だったでしょうが、新聞などの告知も目立たぬように、極近い身内だけに限った会でした。 今、流行りの家族葬には疑問を感じています。父も母も、我々家族の知らない人生を歩んできました。あの時この時、たくさんの人に助けられ、助け合って波乱の人生が結実したのです。先に逝った者を残されたものが万感の思いで見送るこの崇高な儀式に、誰が立ち入ることが許されるでしょう。 父の時もそうでした。息子の知らない彼の人生を垣間見ることができました。見ず知らずの人からとめどないお礼を受けました。その人は山形から車を飛ばし夜っぴてこの地に駆け付け、そのままとんぼ返りしていかれましたが、父がどんな人物だったのか、恐らくあの式が無かったら知る由もなかったでしょう。 残された家族たちの身勝手な都合で済ましてしまってはいけない事なのだと考えています。 ただ今回のウィルスの仕業には逆らう事が出来ません。時間をかけて彼女の人生を受け止めてあげようと思います。
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